DAW/DTMとかのバックアップやデータ管理に悩んでいる人はgitでバージョン管理するのがおすすめかもしれない。

25/02/2019

概要

仕事柄バージョン管理でよく使っているgitでDAWのデータ管理したら便利なのでは?

と思って利用しているのでやり方など紹介してみます。

バックアップにもなるしバージョン分けたり戻したりもある程度便利になります。

あと実際そういった制作課程があるのか何ともですが

チームで動いたり複数人で制作したりといった状況等でも便利なハズです。多分。

※書いてる途中に気づいたのですが、使用するDAW毎にコンフリクトで問題でないか確認した方が良いかもです。折角書いたので一応投稿してみる。

経緯とか個人的な環境など

僕の主な仕事は多分Webエンジニアです。

仕事柄で制作データgit管理する事がほとんどで、

DAW系もバックアップとかでgit利用したら便利なのでは?と思い

使ってみたらやっぱり便利な気がするのでやり方など紹介してみます。

個人的な環境 max(cycling) + protools + ableton live

趣味がてらでバンドやったり等しておりますがDAW系はたま〜に暇見つけて触る程度の素人です。

音ネタ作ったりがmax(cycling)。
ギターの音録ったり曲の構成考えて形にするのが、protools。
live(リハスタ)用セッティングでableton live + max for live。
という感じで使い分けているので、趣味とはいえそこそこなデータ量になり、アプリ立ち上げると**のファイルがありません的なエラーに合う事もしばしば。という感じでgit使ってみました。

daw/git

Git周りの準備等

Git(ギット)は、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。

wikipedia

っていう説明だと多分しっくりこないので実際触ってみた方がいい気がします。

サルでもわかるGit入門

https://backlog.com/ja/git-tutorial/

とかがわかりやすいかもです。

僕も基本的な利用だけで、あまり高度な使い方とかはしてません。

SourceTree(gitクライアント)

Sourcetree

gitというとコマンドライン(黒い画面)の操作が必要になりそうな印象ですが

GUIで操作するgitクライアントが多くあるので、お好きなアプリを利用すれば良いと思います。

有名なのはsourcetreeかと思いますので下記等参照にインストールしてみてください。

SourceTreeのダウンロードとインストール方法

http://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/6983

多分普段からDAW使っている人であれば特に難しい事もないはず。

soucetreeの使用方法

gitとかsoucetreeの具体的な使用方法は

https://naichilab.blogspot.com/2014/01/gitsourcetreegit.html

とかみた方が詳しく書かれているので

※本ページではこういった使い方すると便利かもというポイントを紹介するのみです。

リモートリポジトリサービス(bitbucket)

新規リポジトリ作成

必須ではないと思いますがリモートリポジトリは作成しておいた方が色々便利だと思います。

SourceTreeと同じ運用元の

bitbucketで無料で非公開リモートリポジトリを作成できるのでおすすめです。

bitbucket

https://bitbucket.org/

DAW/Gitの具体的な利用例

多分便利であろうと感じるポイントに分けて紹介してみます。

ableton liveを例にやってみます。

バックアップ

厳密にはバックアップとは言えないかもしれないですが、

リモートリポジトリを作成してpushしておけばバックアップ代わりになると思います。

ローカルリポジトリで作業すすめてcommit

任意のDAWである程度作成すすめたら適当に区切りの良い所でローカルリポジトリを作成&コミットします。

DAW/git/push
コミットしてプッシュ

リモートリポジトリを用意してプッシュすればリモートリポジトリにも反映されます。

リモートリポジトリ

こまめにリモートにプッシュしておけば、何かのおりにデータを紛失してしまった!

なんてことがあっても、

リモートリポジトリからクローン

リモートリポジトリからクローン

リモートリポジトリからクローンすれば

元通りに!

元通りに!

バージョン等の管理

最近だとまずみかけない気がしますが例えばカラオケバージョンというのを作るとしたらば、普通はコピペでプロジェクトファイルコピーして作成しそうな物ですが、

gitの場合はブランチを分ければ(歌アリ/ナシ)バージョンはgit上で管理できます。

多分ですけど、趣味で使ってるだけで歌も入れないので多分です。

sourcetreeだとブランチ分けて該当のブランチ名ダブルクリックで切り替えられます。

ブランチ分けると別バージョンの管理が出来る。
ブランチ分けると別バージョンの管理が出来る。

ここまで来てなんですが、冒頭にも書いた点

マージ時とか差分のコンフリクトは使用DAW毎に確認した方がよさそうです。

マージ手動とかでも一応便利?なはず

以前の状態に戻す

作業すすめていて、なんか微妙だなー、前のにもどした方がマシかもなーみたいな時は

reset

resetすれば以前の状態にもどせます。コミットメッセージに状態など入れておけば戻す時にわかりやすいです。

sourcetreeだと”このコミットまで**を元に戻す”でできると思います。

daw/git/reset

複数人で作業

マージが微妙かもしれない出来ない点が、結構デカイですが、

複数人で共有するのもdropboxとか利用するよりは便利なハズです。

git@~~

のソースURL共有すれば他の人の作業内容も確認・共有できます。

gitのソースURL

環境整えれば

“ギター撮っといたからベースお願いしますー。”

なんて事も可能なハズ、やった事ないから知らんけど。

DAW系はプラグインとかの依存関係が結構多いと思うので

“リポジトリに説明を加える(README.md)”とかに依存関係

とかOSの情報書いとけばスムーズにいくかもしれません。

多少便利になるはず

コンフリクトの点で中途半端な内容になってしまいそうですが、

困っている方には多少便利になるはずです。

参考になりましたら幸いです。以上です。

otherdaw/dtm

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